報道関係者各位

ニホンモニター株式会社

テレビメディア調査・測定の事業を行うニホンモニター株式会社(東京都港区東新橋、代表取締役社長:韮澤美樹)は、2008年上半期スポーツニュースに関する放送量の調査結果をまとめましたので、下記の通りお知らせ致します。

この調査は、今年は北京オリンピック開催の年でもあり、上半期では、あらゆる競技のスポーツ選手達が凌ぎあって出場権を獲得するために予選や選考会で活躍しました。そのようなスポーツ情報は昼夜問わず毎日放送され、人々は、ニュース・ワイドショーに注目している。また、スポーツの情報量は増え、幅広く扱った番組や逆にサッカーのみを扱う専門の番組などが多く見られるようになった。そこで、1月から6月までの上半期のスポーツニュースを集計し、どのジャンルが、どのくらい取り上げていたかを調査し、注目スポーツ(報道量)ベスト10を発表いたします。

■□■【 スポーツニュース調査概要 】■□■

各局ニュース・ワイドショーにおいて、各スポーツに関する話題を取り扱ったコーナーを種目別ごとに合算し集計。注目度の高さ、関心度を報道量から比較した。また、2007 年の1年間についても、同様な基準で上位5位までの調査を行い比較した結果を併記した。

  • 調査期間:2008年1月1日から6月31日まで
  • 対象局:NHK・日本テレビ・TBS・フジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京
  • 対象番組:ニュース・ワイドショーを含む情報系番組
■□■【2008 年上半期テレビにおけるスポーツ報道量順位】■□■
種 目 時 間
1 プロ野球 262 時間3 分
2 サッカー 155 時間6 分
3 メジャーリーグ(MLB) 103 時間3 分
4 大相撲 98 時間14 分
5 ゴルフ 67 時間52 分
6 シンクロ・水泳競技・水球 58 時間20 分
7 マラソン 51 時間00 分
8 その他球技(ハンドボール・ボウリング・など) 39 時間35 分
9 柔道 33 時間16 分
10 テニス 31 時間31 分
【通年、人気の高いプロ野球、サッカーが予想通りの上位を確保】
  • プロ野球は、新人である日本ハムファイターズの中田翔選手のキャンプでの活躍が毎日のように紹介され3月中旬までの1軍昇格に至らなかったころまで多く続いた。
  • 契約問題で元読売ジャイアンツのパウエル選手の二重契約問題も大きく報道量を伸ばした。

スポーツ報道量グラフ

【6位の水泳関連から9位に柔道までは、北京オリンピック関連が強い】
  • 水泳関連では、金メダル候補者の多い中、選手中心の話題はもちろんの事、水着問題で報道量がさらにアップした。
  • マラソンも選考会で期待のかかった高橋尚子選手やすでにオリンピック代表候補であった野口みずき選手の話題で報道量が伸びた。
  • ハンドボールでは、予選での宮崎大輔選手の活躍や個性的なキャラクターが受け多くの番組に露出した。
  • 柔道は、井上康生選手のオリンピックへの挑戦が大きく扱われたが、敗北のため代表権を失ったのと同時に引退へと繋がった話題が大きかった。
  • 10位テニスではデルレービーチ国際選手権で18歳の錦織圭選手が優勝を期に取り上げられ、その後も出場大会ごとに話題となった。また、4月以降は、12年ぶりに伊達公子選手が現役に復活した。カンガルー杯女子オープンテニスで準優勝、その後、東京国際女子オープンでは見事優勝し、数多くの報道があった。

スポーツ報道量グラフ

この表では、2007 年の上位5種目の上半期・下半期の割合と2008 年の上半期をグラフに表しました。昨年度と対比として目立った種目としては、『大相撲』が挙げられる。07 年6月末に起きた時津風部屋の問題がマスコミを賑わせ、報道ニュース・ワイドショーに取り上げられた。また同時期に、朝青龍の夏巡業休場が仮病との疑惑が浮上し、こちらも大きく報道量を増やした。その流れで08 年初場所の朝青龍の動向に注目され報道量が伸びたひとつの理由でもある。『MLB』の08 年上半期は減少した。07 年上半期は、レッドソックスの松坂大輔選手、岡島秀樹選手が入団し大活躍。ヤンキース井川慶選手の入団、パイレーツ桑田真澄選手のメジャー昇格など6月までにたくさんのニュースが報道された。08 年は、カブスに福留孝介選手、ドジャースに黒田博樹選手が高額年棒で入団、レッドソックス日本で開幕戦など話題はあったが、報道量は昨年同期に及ばなかった。

下半期では、8月の北京オリンピックの話題にニュース、ワイドショーはスポーツに大きな関心を持つことが予想される。メダリストや活躍したアスリートの競技種目はどのような報道量になるのか注目したい。

ご質問等がございましたら、下記担当者までお問い合わせください。当社の資料が皆様方の今後の広報活動に多少ともお役に立てば幸いです。

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