報道関係者各位

ニホンモニター株式会社

テレビ放送の調査・測定を行うニホンモニター株式会社(本社:東京都港区浜松町、代表取締役社長:韮澤美樹)は、2010 年5 月10 日に行われたサッカー・2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会の日本代表について、メンバー発表記者会見のあった14:00 より翌11 日14:00 までの24 時間のテレビ報道状況をまとめました。調査結果は弊社WEB サイトでも公開しています。(http://www.n-monitor.co.jp/

■時間別報道量推移・・・スポーツ報道の8割を越える一大イベント

当日は6 局中4 局が生中継で発表映像を放送(テレビ朝日は特番を編成)するなど、14:00 からの発表直後から報道が集中する結果となりました。同時間帯の他のスポーツ関連話題も開催地・南アフリカの紹介であったり、まさにワールドカップ一色のスポーツ報道でした。

その後も夕方から夜間、翌日の朝と各局のニュース番組で放送され、発表後24 時間のスポーツ関連話題の実に82%を占めるに至りました。政治・経済・事件・芸能なども含んだ同期間の全報道に対しても12%となり、日本で”盛り上がりに欠く”との声もある中、それを払拭する結果となりました。

■合計報道量のテレビ局別割合・・・中継局以上の報道となったフジテレビ

報道量をテレビ局別の割合で見ると、NHK、日本テレビ、テレビ朝日といったグループリーグの日本戦を中継する局以上に、フジテレビの報道量が目につきました。同局は以前より海外のリーグ結果を報道するなどサッカーを重視する傾向のほか、スポーツ専門の帯番組を持つ強みが発揮された結果ともいえるでしょう。

その点でTBSは自局での中継がないためか、テレビ東京同様に発表記者会見の生中継やテロップニュースの掲出もなく、他局との温度差があったといえます。

ただし全体的に前回2006 年ドイツ大会での代表メンバー発表時に比べ、各局とも報道量は減少しており、今後の盛り上がりに期待したいところです。

■テレビが注目した代表選手・・・ “サプライズ召集”の川口選手、司令塔・中村(俊)選手に集中

選出された23 選手の出場の意気込みやプロフィールを、生出演やインタビュー、所属クラブ実施の記者会見映像などを交えて各番組が紹介していきました。

その中で注目が集まったのは、なんといっても”サプライズ召集”で4 大会連続の代表となった川口能活選手(磐田)。集計対象となった39 番組中28 番組で放送されました。

代表司令塔の中村俊輔選手(横浜M)も26 番組で紹介され、次いで得点力の高さが期待される本田圭祐選手(CSKAモスクワ)が18 番組、代表主将の中澤祐二選手(横浜M)が17 番組と続き期待の高さが表れました。

調査概要
  • 調査項目: 「サッカー・2010FIFAワールドカップ南アフリカ大会の日本代表発表」関連のテレビ報道
  • 調査期間: 2010年5月1 日(14:00)~2010年5月11日(14:00)までの24 時間
  • 対象局・番組: NHK総合/日本テレビ/TBS/フジテレビ/テレビ朝日/テレビ東京の報道・情報系番組
  • 備考: すべて東京地区地上波オンエア分、ニホンモニター調べ

時間別テレビ報道量推移

合計報道量のテレビ局別割合

テレビが注目した代表選手

≪ この件に関するお問合せ先 ≫

  • ニホンモニター株式会社 企画部 星野/本田
  • 〒105-0013 東京都港区浜松町1-7-3 第一ビル2F
  • TEL: 03‐3578‐6800 (代)
  • FAX : 03‐3578‐6822
  • E-mail : mkt2@n-monitor.co.jp
  • URL : http://www.n-monitor.co.jp/