報道関係者各位

ニホンモニター株式会社

メディアの調査・分析を行うニホンモニター株式会社(本社:東京都港区浜松町、代表取締役社長:韮澤美樹)は、2017年1月~6月のCM出稿状況を基にした『2017上半期タレントCM起用社数ランキング』をまとめました。

▼ 2017上半期男性タレントCM起用社数ランキング
社数 タレント 企業名(順不同)
10社 相葉 雅紀(嵐) 池田模範堂/エバラ食品工業/カルビー/ガンホー・オンライン・エンターテイメント/キリンビール/コーセーコスメポート/日本航空/日立/メルセデス・ベンツ日本/ライオン
錦織 圭 エアウィーヴ/NTTグループ/ジャガー・ランドローバー・ジャパン/ジャックス/日本航空/P&G/久光製薬/森永製菓/LIXIL/ユニクロ
9社 松本 潤(嵐) ガンホー・オンライン・エンターテイメント/キッコーマン/キリンビール/キリンビバレッジ/コーセーコスメポート/大王製紙/日本航空/日立/明治
遠藤 憲一 アデランス/講談社/ソニー・ミュージックレーベルズ/高木証券/日本民間放送連盟/ハウス食品/パナソニック/ハンコヤドットコム/バンダイナムコエンターテインメント
8社 櫻井 翔(嵐) 味の素/アメリカンファミリー生命保険/花王/ガンホー・オンライン・エンターテイメント/キリンビール/日本航空/日立/森永製菓
二宮 和也(嵐) ガンホー・オンライン・エンターテイメント/キリンビール/ジェーシービー/日清オイリオグループ/日本航空/久光製薬/日立/ライオン
DAIGO(BREAKERZ) 江崎グリコ/太田胃散/カプコン/セイバン/ダイハツ工業/DMM.com/日本郵便/ブシロード
7社 イチロー SMBC日興証券/NTTグループ/オリックス/佐藤製薬/サントリービール/トヨタ自動車/東日本電信電話
斎藤 工 クレディセゾン/興和/コロプラ/宝酒造/桧家ホールディングス/森永製菓/ワイモバイル
菅田 将暉 花王/KDDI/Cygames/第一生命保険/日本コカ・コーラ/森永製菓/吉野家
長瀬 智也(TOKIO) アサヒビール/NTTドコモ/オリエントコーポレーション/スズキ/Zoff/フマキラー/ヤマト運輸
西島 秀俊 アメリカンファミリー生命保険/ダイハツ工業/武田コンシューマーヘルスケア(武田薬品工業)/パナソニック/パナホーム/ユーキャン/リクルート
松坂 桃李 AOKI/大和ハウス工業/日本中央競馬会/ハウス食品/明治安田生命保険/ライオン/ロッテ
松重 豊 小林製薬/Sansan/損害保険ジャパン日本興亜/はごろもフーズ/米久/LINE/WOWOW
山﨑 賢人 カゴメ/Cygames/ダイハツ工業/日本サムスン/富士通ゼネラル/マイナビ/三菱東京UFJ銀行
▼ 2017年 女性タレントCM起用社数ランキング
社数 タレント 企業名(順不同)
14社 広瀬 すず 大塚製薬/グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン/資生堂/スクウェア・エニックス/スズキ/ストライプインターナショナル/千寿製薬/ソフトバンクモバイル/富士フイルム/三菱UFJニコス/明星食品/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン/レオパレス21/ロッテ
10社 綾瀬 はるか 江崎グリコ/キッコーマン/セイコーウオッチ/武田コンシューマーヘルスケア(武田薬品工業)/日本コカ・コーラ/日本生命保険/パナソニック/P&G/P&Gプレステージ合同会社/ブリヂストン
有村 架純 伊藤園/亀田製菓/KDDI/全国信用金庫協会/第一三共ヘルスケア/大王製紙/東芝/P&Gプレステージ合同会社/マイナビ/メニコン
上戸 彩 AOKI/アサヒビール/キッコーマン/グリコ乳業/コーセーコスメポート/ソフトバンクモバイル/ディップ/ビザ・インターナショナル/ムンディファーマ/ライオン
高畑 充希 江崎グリコ/NTTドコモ/かんぽ生命保険/サントリービール/ダイハツ工業/チョーヤ梅酒/日本中央競馬会/パナソニック/富士フイルム ヘルスケアラボラトリー/ライオン
吉田 羊 エース/エスビー食品/大塚製薬/花王/JXTGエネルギー/住友生命保険/セイコーエプソン/トヨタホーム/ロッテ/WOWOW
ローラ エイチーム/エースコック/CROOZ/コーセー/ビームサントリー/CHINTAI/東京シティ競馬/プリモ・ジャパン/ユニ・チャーム/リクルート
9社 宮﨑 あおい アサヒグループ食品/オリンパス/カゴメ/キリンビール/キリンビバレッジ/ストライプインターナショナル/ネイチャーラボ/はごろもフーズ/ロート製薬
8社 新垣 結衣 アサヒ飲料/コーセー/GMOクリック証券/日清食品/日本製紙クレシア/明治/ユニクロ/ロート製薬
石原 さとみ イーオン/花王/サントリースピリッツ/東京地下鉄/トヨタ自動車/マイナビ/三菱東京UFJ銀行/明治
川口 春奈 味の素/クラシエホームプロダクツ/ジャパネットたかた/トヨタ自動車/NetEase Games/ハッピーエレメンツ/三井住友海上火災保険/ヤクルト本社
桐谷 美玲 HOYA(アイシティ)/コーセー/サッポロビール/東建コーポレーション/ブルボン/三井住友海上あいおい生命/ライオン/ワイモバイル
武井 咲 青山商事/イオン/エスエス製薬/ジェイティービー/第一生命保険/NECパーソナルコンピュータ/日本弁護士連合会/ハウス食品
菜々緒 アサヒビール/オープンハウス/KDDI/スクウェア・エニックス/デファクトスタンダード/トヨタ自動車/P&G/レキットベンキーザー・ジャパン
波瑠 花王/キリンビール/キリンビバレッジ/大同生命保険/内閣府/久光製薬/マイナビ/三井不動産
吉岡 里帆 JXTGエネルギー/スタートトゥデイ/第一三共ヘルスケア/DIC/都市再生機構/日清食品/日本コカ・コーラ/リクルート
7社 北川 景子 アサヒグループ食品/アサヒビール/味の素ゼネラルフーヅ/コーセー/シチズンホールディングス/トヨタ自動車/三菱重工サーマルシステムズ
佐々木 希 青山商事/グラニ/新昭和FCパートナーズ/ピエトロ/プラスワン・マーケティング/ユーキャン/ユニクロ
長澤 まさみ アサヒ飲料/NTTドコモ/花王/カネボウ化粧品/クボタ/大日本除虫菊/台湾政府観光局
深田 恭子 江崎グリコ/外為どっとコム/サッポロビール/武田コンシューマーヘルスケア(武田薬品工業)/日本スポーツ振興センター/日本メナード化粧品/UQコミュニケーションズ
本田 翼 アサヒビール/花王/大正製薬/田島ルーフィング/日本瓦斯/ハウスウェルネスフーズ/森永製菓
マツコ・デラックス 花王/タイガー魔法瓶/トヨタ自動車/日本スポーツ振興センター/P&G/フォーシーズ/まるか食品
山本 美月 AOKI/シオノギヘルスケア/小学館/ジョンソン・エンド・ジョンソン/積水ハウス/宝酒造/バンダイナムコエンターテインメント
▼2017年主なブレイクタレント&下半期注目のタレント
2016年上半期 2016年総合 2017年上半期 タレント 企業名 (順不同)
0社 1社 4社 高橋 一生 NTTドコモ/キリンビール/ダイハツ工業/森永乳業
1社 1社 3社 前野 朋哉 KDDI/ダイハツ工業/日本マクドナルド
0社 0社 3社 サンシャイン池崎 コロプラ/タカラトミー/トヨタ自動車
1社 1社 4社 広瀬 アリス 朝日新聞社/大正製薬/日本コカ・コーラ/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
1社 1社 4社 杉咲 花 味の素/サントリー食品インターナショナル/中日新聞社/リクルート
0社 2社 3社 岡田 結実 ザ・プロアクティブカンパニー/Supercell/LIFULL

▼ 総評

近年、ランキング上位に名を連ねてきた若干19歳の女優・広瀬すずさんが上半期14社と、自身初の単独首位を獲得。また、男女総合でも堂々断トツで折返し地点を通過。目薬や制汗剤CMでの清涼感溢れる印象から、「チャルメラ(明星食品)」で見せるキュートな萌え系コスプレまで、多様な姿で視聴者を楽しませ、商品との相乗効果を発揮。演技の幅同様、下半期も起用社数を伸ばしていくことができるか。
一方の男性は、昨年共に年間首位を飾った嵐の相葉雅紀さんとテニスの錦織圭選手が、今年上半期も仲良く分け合う形でトップをキープ。磐石の強さで前半戦を折り返した。

▼男性タレント ~揺るがぬ2強の牙城を崩すのは?~

トップの2人に続くのは嵐の松本潤さん(9社)、櫻井翔さん・二宮和也さん、BREAKERZのDAIGOさん(共に8社)といった、ランキングお馴染みの顔ぶれに。以下7社には、近年活躍が目覚しい菅田将暉さんや山﨑賢人さん、松坂桃李さん等の若手俳優陣ら、そしてスポーツ界からメジャー17年目のイチロー選手が加わり、年間トップの座を射程圏内に捉えている。そんな中、“中年の星”とも言える56歳の遠藤憲一さん(9社)、54歳の松重豊さん、46歳の西島秀俊さん(共に7社)が昨年に引き続き、ランキング上位で健闘中。若手には真似が出来ない、オトナだからこそ持ち得る“説得力”という武器を駆使し、下半期も互角の勝負で戦い抜くことだろう。

▼女性タレント ~圧倒的1強に次ぐ、常連組の存在感~

14社と圧倒的強さで前半戦を駆け抜けた広瀬すずさんに追随するのは、10社の綾瀬はるかさん、上戸彩さん、吉田羊さん、ローラさんといったランキング常連組。続く9社には宮﨑あおいさん、8社に新垣結衣さん、石原さとみさんら。さらに7社では北川景子さん、長澤まさみさん等々…、今をときめく女優陣がこれでもかと勢揃いし、ランキングに華やかな彩りを添えている。この中から広瀬すずさんの存在を脅かす存在となるのは、果たして…?
一方、「朝ドラブレイク」を果たした高畑充希さんは、昨年の6社から一気に10社に。同じく「朝ドラブレイク」組の先輩である有村架純さんも10社起用。『ひよっこ』終了後の、起用社数の伸び方にも注目したい。昨年の4社から8社へと一気にジャンプアップした吉岡里帆さんも、元は「朝ドラブレイク」組。ドラマでの印象的な演技が話題を呼び人気が上昇、さらに今夏7月期のドラマでも初のヒロイン役を射止めた勢いそのままに、起用社数をさらに伸ばせるか。
スポーツ界においては浅田真央さん、宮里藍さんの引退で、今後の新たなヒロインの誕生を期待したい。

▼展望 ~2017年上半期ブレイクタレント&下半期注目のタレントは?~

吉岡里帆さん同様、年始からのドラマ出演で一気に人気に火がついた俳優の高橋一生さんが、昨年の1社から上半期で既に4社に起用。彼の一挙手一投足に世の女性がザワつく様相を、企業も見逃さない手はないだろう。そして、KDDI「三太郎シリーズ」で、エッジの効いた一寸法師役で話題をさらった俳優の前野朋哉さんは3社(昨年1社)。また、インパクトで言えば芸人のサンシャイン池崎さんも3社(昨年0社)に起用。キレのある芸風で、下半期も話題をさらえるか。
一方の女性は、堂々首位を獲得した広瀬すずさんの姉、女優の広瀬アリスさんが、昨年の1社から上半期で4社へと増加。先日の「アメトーーク!(EX)」ではマニアックなマンガ愛を披瀝、ルックスとのギャップに新たなファン層の獲得も期待される中、勢いに乗じて下半期も起用社増加なるか。「クックドゥ(味の素)」での山口智充さんの娘役もしっかり板に付き、今夏公開のジブリ映画のヒロイン役声優も務める女優の杉咲花さんも一気に4社起用(昨年1社)。父親譲りの明るいキャラクターで男女問わず親しまれ、見事ブレイクを果たしたタレントの岡田結実さんは3社(昨年2社)に起用。
その他、おなじみ「朝ドラ」枠からは、次回ヒロイン役の葵わかなさんに注目。上半期は2社に起用されており、ドラマがスタートする下半期に向けてブレイクする可能性大。「朝ドラブレイク」組の起用社数動向には引き続き注目していきたい。
スポーツ界では、今夏開催の世界陸上と世界水泳は見逃せないイベント。人々の期待を超える記録や記憶が生まれれば、CM界にも新たなアスリートヒーロー・ヒロインが生まれるかもしれない。

【 調査概要 】
  • ▼ 調査項目: テレビCMに出演している男女タレントの起用社数ランキング
  • ▼ 調査期間: 2017年1月1日~2017年6月30日
  • ▼ 対象局: 日本テレビ/テレビ朝日/TBS/テレビ東京/フジテレビ (東京地区民放5局地上波オンエア分
  • ▼ 備考: 番組宣伝、本人出演の番組コラボCM、本人出演のCD/DVD/ゲーム・楽曲配信・映画CM、楽曲PV内出演、ナレーションのみでの出演等は除く
    起用社数の集計は、各タレントの「契約期間」ではなく、「出演したCMが実際に放送されたかどうか」でカウントした。

≪ この件に関するお問合せ先 ≫

  • ニホンモニター株式会社  CM調査課 和泉・森・京田・石川
  • 〒105-0013 東京都港区浜松町1-7-3 第一ビル2F
  • TEL: 03‐3578‐6800 (代)
  • FAX : 03‐3578‐6822
  • E-mail : mkt2@n-monitor.co.jp
  • URL : http://www.n-monitor.co.jp/