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テレビメディア調査・測定の事業を行うニホンモニター株式会社（東京都港区東新橋、代表取締役社長：韮澤美樹）は、岩手県奥州市で行なわれた『蘇民祭』に関する分析調査結果をまとめましたので、下記の通りお知らせ致します。

２月１３日、岩手県奥州市で行なわれた『蘇民祭』が大きな話題を集めた。事の発端は、ＪＲ東日本に貼る宣伝ポスターの写真に待ったがかかった。その理由は男性の胸毛がセクハラと言うものだった。また、伝統的なお祭り自体にも裸祭りともあって、公然わいせつ罪なのではという事で、一気にマスコミの話題となった。開催までの間には、ポスターの男性がニュース・ワイドショーに出演して、伝統ある『蘇民祭』の理解を求めたコメントが大いにＰＲにも繋がった。この一連の報道がどのくらいの報道量でどのくらいの広告効果であったかを調べてみた。

■□■【 『蘇民祭』の調査概要 】■□■

２００８年２月１４日で放送されたニュース・ワイドショーを対象に調査。さらに局別放送時間、放送番組本数などを抽出、集計。この話題の注目度はどこかを探った。

• 調査時期：２００８年２月１４日
• 対象局：NHK 総合・日本テレビ・TBSテレビ・フジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京

各局の放送時間、取り上げられた番組数は、上の３つの図になります。日本テレビは、朝帯のワイドショー、お昼のニュース、午後のワイドショー、夕方、２３時台のニュースとコンスタントに話題に触れていたが、取り上げた時間は、短かった。逆にＴＢＳテレビとテレビ朝日は、放送時間を大きく取りより詳しく放送していた。全くこの話題に触れなかったのは、テレビ東京で、ニュース番組でも経済ニュースが中心の番組が多い中、取り上げる枠が無かったとも言える。ＮＨＫでは、伝統的お祭りとして開催自体のニュースにとどめた内容であった。

この話題は、１月初旬にＪＲ東日本に掲示されるポスターに胸毛の見えた男性が写っており、これがセクハラに値すると言った事で掲載を拒否された事で話題になった。千年以上も続く伝統のお祭りに、セクハラといった負のイメージが湧き、世論の意見が飛び交った。しかし、これが逆手になり一躍脚光を浴び、各マスコミがこのお祭りを紹介し各報道で取り上げ、こんなに大きなＰＲ効果を生み出した事は、珍しいのではないでしょうか。

ご質問等がございましたら、下記担当者までお問い合わせください。当社の資料が皆様方の今後の広報活動に多少ともお役に立てば幸いです。

＊本文・調査結果の無断転載はご遠慮ください。