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メディアの調査・分析を行うニホンモニター株式会社（本社：東京都港区浜松町、代表取締役社長：韮澤美樹）は、2014年1月～6月のＣＭ出稿状況を基にした『2014年上半期タレントＣＭ起用社数ランキング』をまとめました。

【 調査結果 】

▼ 男性タレント ～ Ｖ５・石川遼選手の牙城を崩したのは・・・？～

２００９年から５年連続でＣＭ起用社数トップを独走していた、プロゴルファーの石川遼選手（７社）が今年まさかの失速。変わって上半期１０社に起用され首位に躍り出たのは、トップアイドルながらどこか親しみやすさを感じさせる、人気グループ『嵐』の相葉雅紀さん。元モデルで、現在は演技派俳優として、映画やドラマに引っ張りだこの阿部寛さん。インパクト抜群の熱すぎるキャラクターで人気を博している、元テニスプレイヤーの松岡修造さんという、奇しくも違う分野で活躍している３名だった。なかでも松岡さんは２００８年に木村拓哉さんと並んで、年間ＣＭキングを獲得したことがあり、６年ぶりの首位奪還となるか注目したい。次いで９社に起用されたのは『嵐』の櫻井翔さんと二宮和也さん。『嵐』は大野智さんと松本潤さんも８社に起用されており、メンバー全員が２０１０年からランクインしている常連である。 また、Ｗ杯イヤーを象徴するように、香川真司選手と本田圭佑選手も８社に起用。同じく８社には今注目の俳優・西島秀俊さんがランクインするなど、バラエティに富んだ顔ぶれとなった。

▼ 女性タレント ～ 昨年ブレイクの「あまちゃん」女優がついにトップに！ ～

昨年、ＮＨＫ朝ドラ『あまちゃん』に出演し、一躍知名度を上げた女優の有村架純さんが、勢いそのままに１２社に起用される大躍進を見せ、女性タレントの首位となった。同じく１２社起用で首位に並んだのは、モデル・女優の桐谷美玲さん。ＣＭのみならず、ドラマやキャスターとしても幅広く活躍しており、有村さん同様、今もっとも勢いのある女優のひとりだ。次いで１１社に起用されたのは、昨年のＣＭクイーン・武井咲さんと、女優の堀北真希さん。１０社起用ではランキング上位常連の上戸彩さん、ベッキーさんらが名を連ねた。また、アイドルグループ『ＡＫＢ４８』内では、小嶋陽菜さんの９社がトップの起用社数となった。これは他のメンバーと比べ、ソロで起用される事が多いのが要因だと考えられる。

▼ 下半期の展望

２０１４年の男性タレントは、いわゆる“アラフォー世代”が活躍するのではと注目していたが、蓋を開けてみれば阿部寛さん、松岡修造さんら“アラフィフ世代”が首位を獲得するという、驚きの結果となった。もちろんアラフォー世代からも、西島秀俊さん（８社）をはじめ、今回ランク外の片岡愛之助さん（５社）、堺雅人さん（５社）らも、ドラマでの活躍同様に、ＣＭで目にする機会が増えてきており、引き続きオトナの男が活躍することが予想される。逆に女性タレントでは、有村さん、桐谷さんらを筆頭に、本田翼さん（９社）など若手女優が躍進。そんな中、８社でランクインを果たしたマツコ・デラックスさんが、インパクトのある風貌と辛口なコメントを武器に、下半期はどこまで食い込んでくるのか注目したい。

【 調査概要 】

• ▼ 調査項目： テレビＣＭに出演している男女タレントの起用社数ランキング
• ▼ 調査期間： 2014年1月1日～2014年06月30日
• ▼ 対象局： 日本テレビ/テレビ朝日/TBS/テレビ東京/フジテレビ （東京地区地上波オンエア分）
• ▼ 備考： 番組宣伝や本人出演のＣＤ/ＤＶＤ/ゲーム（ソーシャル含）・楽曲配信・映画ＣＭ、ＰＶ出演での露出等は除く

※AKB48メンバーの集計について･･･CM映像での出演メンバー確認が困難なものについては、企業HP･発表資料等を参考。